「いそがしい日々のなかで、ほっと一息つきたいとき、どうしていますか?」
とっておきの場所で心地いい時間を過ごしたり、お気に入りのアイテムで気分転換したり……気になるあの人に「ほっとするとき ほっとするもの」を伺います。
第8回は、『きょうはマラカスのひ』や『フワフワさんは けいとやさん』などの人気絵本「クネクネさんシリーズ」の作者、樋勝朋巳さん。
一日の終わりに、心からほっとできて、力をもらえる時間があるそうです。

昔からのJ-WAVEリスナーだ。特にクリス智子さんの番組が好き。
声も、お人柄も、聴いていて実にほっとする。
私の場合、お話を考えたりラフスケッチをしている時などは、ラジオを聴くことができない。
今日は聴けるぞという日に、radikoでクリス智子さんの番組をはじめ好きなJ-WAVE番組を聴きながら制作をする。
ほっとリラックスしながら、自分の描くおかしな登場人物たちに命を吹き込んでいる。
幸せな時間である。

1日の終わりになるべく歩くようにしている。
近くの公園を3周するのが目標。樹齢100年以上の樹々が生い茂る中を歩いていると、なんともいえない神秘性と爽快感がある。
競歩風で歩いてみたり、スケート選手ばりに腕を動かしたり、ダッシュを入れたりなど、なるべく負荷をかけている。
そんな私のウォーキングスタイルを褒めてくれる先輩方がいる。
御年80オーバーの先輩方は、会うたびに「頑張って!」「腕の振り方がいい!」「スピードが速い!」などと、私のおかしな歩きを褒めてくれる。
先輩方との数分の立ち話。1日の終わりに心からほっとして、力をもらう。

好きな木がある。
植木屋さんではなく、家主がカットしたであろう、オリジナルカットの丸みを帯びた木。
いつ見ても、散髪したての頭のように美しく丸くカットされている木。
いちばん注目しているのは、小さな古いお宅の2本の木。
家の前に立つオリジナルカットの丸い木が家を守る。大切にカットされ続け、大きな球体に成長し、細い幹に対してかなり頭が重い状況なのだが、見るたびにいいなあと思う。
歯医者さんの小さな木も素晴らしい。
つるんとした長めの楕円形ですごくいい。枯れている部分や、ポストに食い込んでいる部分もよく考慮された、オリジナルカットが素晴らしい。家主の優しさが伝わってくる。
近所のお宅の塀から覗く半分の球体もいい。こちらは時々カットが滞り心配するのだが、すぐに美しい球体になり、ほっとする。
文・絵 樋勝朋巳

▼こちらもおすすめ▼
来月は これ読もう!
こどものとも70周年
こどもに聞かせる 一日一話
こどものとも70周年
親子でたのしい! えほんやさんぽ
絵本のとびらを開いたら
わたしの限界本棚
絵本がいいってほんと?
うさこちゃん70周年記念
母の気も知らぬきみ
母の気も知らぬきみ
母の気も知らぬきみ
あの人の ほっとするとき ほっとするもの
わたしの限界本棚
わたしの限界本棚