数々のスープレシピが人気の、スープ作家・有賀薫さん。
毎月、その時期の旬の野菜をつかった、読んで楽しい、つくっておいしいレシピを、あたたかみのあるスープの絵とともに紹介します。野菜が苦手なお子さんにもおすすめです。
7月は、今が一番おいしいとうもろこし。とうもろこしの甘さを引き立てる、お肉をつかった2品です!

ひとつぶ ひとつぶ
空の太陽をとじこめて
ずらりと並べたとうもろこし
甘い果汁がほとばしると
夏休みの記憶がよみがえります
一年中お店に並ぶきゅうりやトマトやなすと違い、とうもろこしは正真正銘、夏の味。お祭りや海の家、バーベキューなどの思い出と結びつく人も多いのではないでしょうか。
私が子どものころ、食べすぎるとお腹を壊すからと、母は小さく切ったとうもろこししか食べさせてくれませんでした。だから、両手で持って一本まるごとかぶりつくのが憧れでした。
甘さはもちろん、あの粒の食感がとうもろこしの大きな魅力です。ポタージュもおいしいのですが、せっかくなら「かじる楽しさ」のあるスープを作りたくなります。台湾の夏の養生スープをシンプルにアレンジした、とうもろこしとスペアリブのスープはどうでしょう。
夏に熱々スープ?と思うなかれ。これが夏バテを吹き飛ばすおいしさなのです。煮込み時間は長めですが、本当に簡単。豚のスペアリブとぶつ切りのとうもろこしを、しょうがの薄切りと一緒にひたすら煮込み、塩で味をつけるだけなんです。
とうもろこしは鮮度がとても落ちやすい野菜。できれば冷蔵庫に立てて保管しましょう。使う直前に皮をむいて、包丁の刃元で4つか5つの輪切りにします。とうもろこしの芯は硬いので、空いている手を包丁のミネに当てて押し切るようにすると楽に切れます。
鍋にふたはせず、ときどき減った分の水を足してやりつつコトコト煮ると、スープに淡い色が移ります。豚のうまみはもちろん、とうもろこしの甘みがしっかり出るところがこのスープの魅力です。薄い塩味だけで十分なおいしさ。お肉は添えたタレにつけると味に変化がつきます。 スープをたっぷり含んだとうもろこし、食べるときは気をつけてくださいね。はじけた粒から熱々の果汁が出てきますから。この季節だけの味わいに、新しい夏の思い出を重ねてください

▼材料(2人分)
とうもろこし…1本
スペアリブ…400~500g(※)
しょうが…1片
塩…小さじ2/3
〈たれ〉
醤油…大さじ1
砂糖…小さじ2
(好みで)豆板醤または唐辛子…少々
▼作り方
1 とうもろこしは皮をむいて、4つに切る。
2 スペアリブを鍋に入れ、水をひたひたに張って中火にかける。沸騰したら一度湯を捨てて肉をさっと洗い、あらためてスペアリブ、とうもろこし、しょうが、水1000mLを入れて中火にかけ直す。
3 沸騰後、40~50分、弱火でふたはせず、ときおり減った水を足して煮込む。塩を加え、味を見て調節。たれの材料を混ぜて添え、肉につけて食べる。
※材料のスペアリブが大きい場合は、食べやすい大きさに切ってもらってください(スーパーなどで頼めば切ってもらえます)

材料3つを水から煮て、カレールウを入れるだけ。さっと作ってさらっと食べる、ランチなどに向くカレーです。
▼材料(2人分)
とうもろこし…1本 ※冷凍コーンなら100~120g
ひき肉…150g ※豚でも鶏でも合いびきでも!
たまねぎ…1/2個
カレールウ…40g ※約大さじ3杯。フレークが便利です
▼作り方
1 とうもろこしは、包丁を入れて軸から粒を外すようにする。たまねぎはみじん切り。
2 ひき肉を鍋に入れ、水500mLで少しずつのばす(ひき肉がほぐれます)。とうもろこしとたまねぎを入れ、中火にかける。
3 しっかり煮立ったらアクをすくい、弱火にして5~6分煮る。カレールウを加えて溶かす。
★今月の台所メモ★
ハーブ氷で大人のたのしみ
料理に使うハーブ。買ったはいいもののほんのお飾りにしか使わなくて、余らせてしまうことが多いですよね。友人から、水に入れて製氷皿で凍らせてハーブ氷にするといいと教わってやってみました。アイスティやジュースに入れると、おしゃれな見た目とほんのりした香りが楽しめます。ジンやラムのソーダ割りに使えばモヒート風。ミントのほかにレモングラスやディル、ローズマリーなどいろいろなハーブで試してみてください。レモングラスやローズマリーは食べるには硬いので、あくまでも香り付けで。
来月は これ読もう!
わたしの限界本棚
絵本のとびらを開いたら
こどものとも70周年
絵本の選びかた
えほんとわたし
親子でたのしい! えほんやさんぽ
こどものこころの保健室
有賀さんの スープと、やさいと。
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