絵本作家のみなさんに、お気に入りのレシピを教えてもらいました。それぞれの家庭の定番料理から、旅先での忘れられない味を再現したものまで……2000年から2002年にかけて「こどものとも年少版」折込で連載されていた「私の料理自慢」を改題・再掲いたします。作家のみなさんの素顔が垣間見えるエピソードとともにお楽しみください。
第12回は『あついあつい』、『サンタさんからきたてがみ』などの絵本を手掛けた垂石眞子さんです。
垂石眞子
お魚大好き! の我が家でしたが、ふたりの息子たちは成長するにつれ、どうもお魚だけでは物足りない様子。気がつくと、お肉を使うことが多くなってるんですね。お肉もいいけど、お魚をもっと食べて欲しい、そんな時に作るのがこれ。20年ほど前に、ある方から教わって以来、ウチの定番料理になってます。
お魚のお腹に、キノコと、とろけるチーズをつめてオーブンで焼くだけ。でも、これがすごくおいしいのです。いつも「肉、肉!」と吠えている2匹のライオンのような息子たちも、これなら大喜びでゴロニャーン。ゆでた野菜などを添えれば、もう立派なメインディッシュ。しかも、安上がりというアリガタイ一品です。
お魚は、白身魚であれば基本的には何を使っても良いのですが、大事な約束がひとつだけあります。それは、頭がついていること。いわゆる、オカシラつきですね。頭からシッポまで「まるごといっぴき」で作ります。(まるごと、といってもマグロやクジラはダメです、あたりまえ。お皿にのりません) だいたい手のひらくらいの、小ぶりのお魚がいいですね。頭のついたお魚って、あまり売れないらしく、よくスーパーで値引きされてますから、そういうのを買うと安いです。我が家では、イシモチやイサキをよく使います。
「まるごといっぴき」だからでしょうか、切り身では味わえないおいしさです。ちょっと小骨を取るのがめんどうだけど、そのくらいは我慢しましょう。

① 魚のはらわたを取る。(パック売りのは、ほとんど取ってあります) 背中に2カ所ほど切り込みを入れて、塩コショウしておきます。
② キノコを用意します。種類は何でも。シメジ、マイタケ、エノキは、食べやすい大きさにほぐし、シイタケ、マッシュルームなどは、いしづきを取ってスライスします。
③ アルミホイルを広げ、油を塗ります。お魚をのせて、お腹にキノコをつめます。(火が通るとカサが小さくなるので、景気良く大盛りで。はみ出ても気にしない) ここにも軽く塩コショウ。さらに、とろけるチーズを入れて、バターをひとかけのせます。
④ ホイルにくるんで、両端をねじって上に向け(汁がこぼれない為)オーブンへ。250℃で20分くらいかな。
⑤ オーブンから良いにおいがしてきたら、そろそろ出来上がり。チーズがとろとろのうちに食べるとおいしい! ワインにも合いますよ。
※好みで川魚を使ったり、ハーブを入れたりしても良いですね。 あっ、書いてるうちに食べたくなってきました。

※「こどものとも年少版」2001年3月号折り込み付録より改題・再掲
※表記を一部修正のうえ、再掲しております
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